ひとつの自立

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自閉症の息子がついに一人で酸素カプセルへ入ることができるようになった。

20120229capsule01.jpg

3月1日からを目指して、ここ2日ほどは移行の算段。

 

というのは、2011年11月からほぼ4ヶ月の間、毎日かかさず息子と1時間カプセルに入っていたのだが、最近左の肩が痛くなってきていたのだ。

行きつけの、くまちゃんが、最近どうして左側がこんなに悪くなったのか?と訝っていたが、思い当たる理由を話すと、なるほどということになったわけだ。

 

   

というのは、先に息子が酸素カプセルに入り、私があとから入ると、どうしても体が重なりあうことになる。

一人用だから当たり前なのだが、当然私の左側は息子の右側と重なるため、左腕を彼の体の下に入れていたわけだ。

ただそうすると、かなりの重さが肩と腕に加わることになる。

 

そのため、彼が少し下へずれ、私が上へ位置するようにして、私の左肩や腕が彼の右上に来るようなバリエーションを加えるなどの工夫をしていたのだが・・

彼も慣れてくると、少し奥へ体をずらしてはくれるようになったのだが、もともと一人用のカプセルなので、二人で入ること自体、無理があったわけだ。

毎日1時間血行が悪い状態を繰り返していたことになる。

   

o2capinmusic.jpg

  

このカプセルは、入り口をガラスのドアがスライドして閉じるようになっている。

上の写真の上部のパイプが、ガラスドアのレールガイド。

手前の下に、もう一本設置されている。

   

push.jpg

 

ガラス部分をカプセル本体へ密着させるため、レバーを左へ倒すと、ガラスドア部は上へ押し上げられ、カプセルの金属部のゴムと密着する構造になっている。

この密着が弱いと、ポンプで加圧しても空気が漏れ、圧力が上がらないのだ。

 

上の写真はレバーを左へ倒した状態で、ガイドレールに対して90度の角度になっている。 

下の写真はレバーを右へ倒した状態、パネル部分の角度も上は立っているが、下は寝ている。 

 

pull.jpg

減圧時にはレバーを右へ倒す。

すると、ガラス部分はカプセルの金属部のゴムへ押し付ける圧力がかからなくなる。

加圧がゼロになると、ガラスの重さによってガラスドア部分は下へ落ちて、密着状態がリリースされ、ガラスドアはレールガイドに沿って動くようになる。

   

  

息子がこの仕組みを理解して、レバーを操作してくれればいいのだが、それは無理なハナシなのだ。

ただ、カプセルへ入ること自体を嫌がることはないのは、4ヶ月毎日一緒に入っていたからだろう。

    

   

それで、カミさんと相談し、次の手順を考えた。

  

1・彼を入れて、ヘッドフォンをセットし、音楽をかける。

2・ガラス戸をスライドさせて、80%ほど閉める。

3・レバーを外から棒状のもので引っ張って密着状態にする。

4・ドアの取手を左へ押して無理やりドアを閉める。

5・スイッチを入れる。

    

終わると、ドアの取手を右へ押して無理やりドアを20%ほど開ける。

レバーを外から棒状のもので右側へ押し、密着状態を解除する。

これでドアは自由に動き、ドアを全開にできるというわけだ。

   

最初はレバーを解除したままで、サクションハンドルという吸盤でガラスへ密着させるもので引っ張り、スイッチを入れて圧力をかける、という方法を考えたのだ。

だが、注文したサクションハンドルという吸盤は、ガラスが曲面になっているため密着しないことが判明。

そこで上記のプランBへ移行したというわけだ。

   

だが、そのあとでネットで探しまわり、多少の曲面でも大丈夫そうなものは発見してあるのだが。

現状では、プランBで問題ないため、どうしたものかと思案中。(笑)

  

とにかく、これでお役御免。

朝は何かと忙しいため、この1時間が拘束されなくなると、スケジュール的にかなりラクになるわけで、なんだかとても自由になった気分。 

 

 

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このページは、hatchが2012年2月29日 23:20に書いた記事です。

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