インプレッサの光と影

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様々なメディアで報じられているが、今年のCOTY(日本カーオブザイヤー)はスバル・インプレッサ。

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プリウスに競り勝っての受賞となったようだ。

 

ということなので、メディアの試乗記に目を通してみると・・

     

スバル インプレッサ スポーツ 2.0i-L EyeSight

最高レベルのシャシー、安全性能・装備

褒めすぎ?!と思うほどの評価・・

       

楽しく走れるスバル webCG

"走り"は、気持ちいい。まず乗り心地が上質だ。長年乗った「レガシィ」から「レヴォーグ」に買い替えた学生時代の友人が、「乗り心地が硬くてかなわん」と言っていた。

サスペンションのストローク感が増し、しなやかで、フトコロが深い。18インチの切削ホイールに225のヨンマルというスポーティーなタイヤを履くのに、ゴツゴツした硬さは伝えない。乗り心地は日本車のベスト・イン・クラスではないかと思う。

    

スバルの良さがしっかり出てきた!(9日)

スバルの実験チームはどうしても韓国ザックスの乗り味が気に入らなかったらしい。そこで本国ザックスの技術者と相談したら「先方もそう思う」。それじゃってんで86用のザックスと違うバルブを使ったという。結果、86の韓国ザックスとけっこう違う乗り合いになったとか。  

  

じゃあ、メーカーや業界との利害関係とは無縁の有料メルマガ Motor Journal ではどういう評価なのか?

森慶太氏による「インプレッサ、始まった? 2016.12.08.」というタイトルの記事では・・

    

乗り心地、シート、ブレーキがちょっと・・という評価

  

オレ的にはトランスミッションがCVTだという点が気になるが・・

WEBの試乗記でもこの点が指摘されている。

  

[試乗]スバル 新型インプレッサを遂に公道で試す!

ドライブトレーンに関して1点挙げると、高速道路での巡行などで、再加速を行うようなシチュエーションでアクセルを踏み込んだ時、ややゴムバンドフィールを感じる。

つまりアクセルを踏み込んでもCVTが反応せず、緩慢にエンジン回転が上がる感覚。アクセルの踏み込みがきめ細やかで丁寧だと、余計に反応がないように感じる場合がある。

運転席周りの情報伝達系の煩雑さ。速度&回転計の間に1つ、ダッシュボードの中央上方に1つ、そしてインテグレードされたナビの画面・・・といった具合に、カラー液晶パネルが大小あわせて3つ存在することだ。

世界には、このクラスの大定番であるフォルクスワーゲン ゴルフと言う名車がある。が、スバルはそれに対抗しうるだけの日本の名車を生み出したと言えるだろう。

  

  

乗り心地

 

依然として日本車の典型的なタイプのようだという記述。

とはいえ日本車の中では、マトモな方だという。

 

路面の悪いところだと、いわゆるダンパーの減衰で、圧側のしっかり感がまだ足りないらしい。

評価の高いフォードフォーカスと比べると、そこのレベルには追いついていないというのは納得。

(あとの試乗記を読んでね。)

    

シート

  

骨盤のサポートが抜けているので座り直したくなるタイプのようで、腰の悪い人にはキツそう。

しばらく乗っていると降りてから腰を伸ばしたくなるという例のアレ。

        

ブレーキ

 

ペダルに足先が触れた程度でもしっかり制動Gが出るようなしつらえだという。

ただストレートな筋力勝負的なガッチリしたフィールにはなってないらしい。

 

モリケータさん流だと・・

・・があるかないかでいうと、ありません。 という表現がチラホラ。(笑) 

とはいえ、この3点があっても他の車より良かった。

ということでCOTYを獲得したのだろう。

  

じゃあスバルの最新車種だからベストなのか?

というと、そうではないという。

フムフム。

  

スバル1000系を引き合いに出さなくても、初代初代フォレスターには届いてないという。

今のクルマなんだから、しょうがないよとは、思いたくないという微妙な表現。(笑)

   

最後に、アクセラ vs インプレッサだとどうなるか?

というと、クルマ全体から伝わってくるしっかり感や安心感で、スバルの勝ちではないか?

と結ばれていた。

        

なるほど・・これはちょっくら試乗にいってこないと・・ということで行ってきました。 

ただし普段の足は M235i なので、そのつもりで読んでね。(笑) 

    

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スバル インプレッサ スポーツ 2.0i-L EyeSight

グリルにあるスバルのマークと水平のラインは、どうして上にズリ上げてあるのだろう? 

impressaFront2.jpg

フォトショップで、マークと水平ライン部分をグリル上下の中間あたりへ移動させてみた。

この方が、重心が下がったように見えて、落ち着きがイイと思うのはオレだけ?(笑)

   

ウチから一番近いディーラーというと、2号線に面した、自動車ディーラーの集まっているエリアにある。

兵庫スバル灘営業所で、ここ以外だと東は西宮、反対側なら長田あるいは鈴蘭台にあるという。

  

駐車場へM235を駐めると、イケメンな若い営業のお兄さんが飛んできた。

開口一番、買い換えですか?と聞かれた。

そう見えた?(笑)

 

COTYの受賞で評判がいいので乗ってみたいので・・と正直に申告。

ショールームにはセダンが展示してあったが、試乗車はこれしかないという。

  

アトで調べると売れ線の車種。    

 

さてエクステリアだが、実物を見ると、全体の造形ラインはカクカクくした面で構成されている。

エッジはもっと丸みを持たせた部分を増やした方が、エレガントになるのにねえ。

 

オレの印象では、スバルのデザインは全体に田舎くさい。

全体のバランスが良くないんだよねえ。

カミサンはスバルのマーク(エンブレム)がお洒落、と褒めているけど・・(笑)         

 

さて、ドアを開けて乗り込み、運転席に座ってみると・・

シートは座面の張りが少なく、意外にも尻に当たる部分が凹んでしまう。

  

あれっ?と感じる、ちょっと不自然な着座感。

減点したくなる座り心地。

  

M235のシートのような、座り心地の良さがない。

至って平凡な印象。

何故か、シトロエンの「裏切らないシートの着座感」を、つい思いだしてしまった。

     

シートというのは、最初にドライバーとコンタクトする部分だ。

だからこいう部分でイイモノ感を出すことができれば、プレミアム感が出てくるのにねえ・・

    

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モリケータさんは触れられていなかったが、走り出すと加速したときの感触はまさにCVT味。

つまりエンジンが回る割に車速が上がらないという例のアレ。

  

アクセルを踏んだときのエンジンのチカラが、上滑りしているかのよう。

加速しようとするチカラのすべてが伝わらない、というもどかしさがつきまとう。

    

M235のよくできたオートマにカラダが馴れているためだろうか、とにかくダイレクト感がない。

スポーツでも馬力は150馬力少しなので、急加速のアクセルを踏んでも、加速がいいわけではない。

 

それなのにCVTのせいで、パワーの一部が十分に伝わっていない感が上乗せされてしまっている。

ただ純然たる加速力は、普通に走るペースというか、普段使いだと特に過不足無し。

      

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なんだか四角いよねえ・・もうちょっと、どうにかならなかったのか?

   

ブレーキのフィールは、強く踏んだときのガツンというしっかり感というか、ソリッド感が不足している。

効き加減はリニアで悪くはないのだけれど・・

  

ぱっと走り出しての乗り心地は決して悪くはない。

ベースには「ふんわか」感はあってイイのだけれど、路面の細かいザラザラ感が意外に伝わってくる。

  

何となくフワフワした良さはあるのに、細かい凸凹が意外に消しきれていないのだ。

路面からの遮断して欲しいアレコレは、もっとナメした状態で乗員に伝えてほしい。

  

そのため、しっとりと落ち着くとは言えない乗り心地。

なので乗り心地に関しては、ちょっと「惜しい」という印象。

 

こういうところはシトロエンはほんと巧いね。

とまた、思いだしてしまった。(笑)

     

impressaSideRear.jpg

    

総じて、「そつなく」は、まとまっている。

けれど、じゃあこの車の売りは?

というと衝突安全性とか、自動ブレーキとかになってしまう。

    

今のご時世ではそれが大事だ、ということはよくわかる。

だが、肝心の車の最も大きな魅力である「走る性能」としては何があるのか?

という、インプレッサならではの特徴がないのは寂しい。

   

売れ筋は試乗した車のグレードである スポーツ 2.0i-L EyeSight だという。

みなさん大体総額350万円ほどの条件で予約されているらしい。

   

オレだったら、全体のバランスの良さでゴルフを選ぶ。

    

中古でよければ、45キロしか走っていない、ゴルフ GTI 登録済未使用車がある。

2016年モデルが 純正ナビ+ETC付き で総額350万円。

 

ま、それはともかくとして、新型インプレッサはCOTY受賞で、そこそこの予約が入っているという。

というわけで、営業のお兄さんは、ご機嫌モードでありました。

      

     

おまけ

     

理想の"アシ"を求めて web CG by モリケータ氏

日本車に乗っていて「ああ、日本車だあー」となってしまう現象というか乗り心地のひとつに、ダンパーの圧側の減衰のユルさというのがある。特にわかりやすいのはリア。路面が波打ってるところを走ると、ダフ~ンとだらしなく車高が下がる。落ちる。ケツが落ちて戻ってこなかったり、あるいは反転して戻ってきたと思ったらキュッと急に伸びが止まったり。いずれにせよ快適やシャキッとのハンタイで、ダフ~ンを体験すると、なんだか自分がヨボヨボの老人になったような気分になる。あるいは、キュッと止まって揺すられて不快さを味わうことになる。ヒドいと、酔う。

 

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この記事について

このページは、hatchが2016年12月16日 06:06に書いた記事です。

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